こんにちは。
茨城県常総市に自社工場を構え、東京都をはじめ関東近郊や全国を対応エリアとして家具製作事業を展開しております。MAX FURNITURE(マックスファニチャー)です。
飲食店などの店舗用、オフィスなどの業務用、一般のご家庭向けの一般用など、幅広い用途の家具を設計・製作しています。
関東もそろそろ梅雨に入るのでしょうか、湿気の多い日が続きますね。
木材には人に優しい様々な特徴がありますが、今日は無垢木材の調湿作用と膨張収縮についてです。
Photo by:Meursault2004
木材は切り出したそのままの状態では材料としては使えません。
水分を含みすぎている為、変形や収縮が起きてしまうからです。
木材は含水率を11~12%まで乾燥させると安定し、乾燥による変化を起こしにくくなります。
乾燥の方法には天然乾燥と人口乾燥がありますが、天然乾燥は平均して半年から1年。
木材によっては2、3年かかるものもあります。
対して、人工乾燥は、色々な方法がありますが、2年かかる乾燥を1週間程度で終わらせる事が可能です。
天然乾燥よりも早くて確実ではありますが、樹液が抜けてツヤの少ない木材になるというデメリットもあります。
大きな材料では中まで乾燥できず、天然乾燥させるしかないものもあります。
乾燥の方法も、木の性質や用途によって使い分けされているんですね。
木材をしっかり乾燥させた後に塗装をするのですが、ウレタン塗装は木に被膜を作るので呼吸を妨げてしまいます。
オイル塗装であれば木は呼吸しますが、膨張収縮もすることになりますので、反りや割れが起こる事もあります。
乾燥させた木材は、湿気の多い部屋の水分を吸って膨張し、乾燥した部屋では水分を吐き出して収縮することで自然な湿度調節をしてくれています。
無垢材の調湿効果は私たちにとっては過ごしやすい利点がありますが、サイズ変化も起こりますので、無垢フローリングなどはその変化も見越してあそびを設けて施工することが重要になります。
木材の種類によっても膨張収縮係数が違いますが、板目と柾目でも違ってきます。
柾目材の膨張収縮は、板目の約半分です。
無垢木材の調湿作用は快適な空間を作る為に効果的な材料ではありますが、その特徴を良く理解して、用途によって使い分ける事も重要ですね。
MAX FURNITUREでは、飲食店などの店舗向け・業務用・一般のご家庭向けなど、幅広い用途の家具製作についてご注文を受け付けております。
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