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こんにちは。
雲は、大気中の水蒸気が冷やされて液体や固体になったものです。
雲は、形や高さや色などによってさまざまな種類に分けられます。この記事では、雲の種類とその特徴について紹介します。
■雲の高さによる分類
雲は、地表からの高さによって大きく3つのグループに分けられます。それぞれのグループには、ラテン語で高さを表す接頭辞が付けられています。
– 高層雲（cirrus, cirro-）：高度6km以上の高いところにできる雲です。氷の結晶でできており、白くて細い繊維状や羽毛状の形をしています。晴れた日によく見られますが、天気の変化を予兆することもあります。
– 中層雲（alto-）：高度2kmから6kmの中間のところにできる雲です。水滴と氷の結晶でできており、灰色や青白色の層状や塊状の形をしています。日光を遮ることが多く、雨や雪をもたらすこともあります。
– 低層雲（stratus, strato-）：高度2km以下の低いところにできる雲です。水滴でできており、灰色や白色の層状や塊状の形をしています。霧や霧雨をもたらすことが多く、視界を低下させることもあります。
■雲の形による分類
雲は、形によってもさまざまな種類に分けられます。それぞれの種類には、ラテン語で形を表す語幹が付けられています。
– 繊維状雲（cirrus）：細い繊維状や羽毛状の形をしています。高層雲に属します。
– 層状雲（stratus）：平らで均一な層をなしています。低層雲や中層雲に属します。
– 塊状雲（cumulus）：ふわふわとした塊のような形をしています。低層雲や中層雲に属します。
– 積乱雲（cumulonimbus）：塊状雲が上空に伸びて塔や山のような形をしています。雷や豪雨や竜巻などの激しい天気をもたらします。
– 巻積雲（cirrocumulus）：小さな塊が連なって波模様や鱗模様のような形をしています。高層雲に属します。
– 巻層雲（cirrostratus）：薄くて均一な層をなしています。太陽や月を取り囲むように虹色の輪（日暈や月暈）ができることがあります。高層雲に属します。
– 層積雲（stratocumulus）：大きな塊が連なって波模様や鱗模様のような形をしています。低層雲や中層雲に属します。
– 雨層雲（nimbostratus）：厚くて暗い層をなしています。雨や雪をもたらします。低層雲や中層雲に属します。
■雲の色による分類
雲は、色によってもさまざまな種類に分けられます。色は、雲の厚さや太陽の位置や大気の状態などによって変わります。
– 白い雲：薄くて明るい雲です。太陽の光を反射して白く見えます。晴れた日に見られることが多く、天気は安定しています。
– 灰色や青白色の雲：厚くて暗い雲です。太陽の光を吸収して灰色や青白色に見えます。曇りや雨や雪の日に見られることが多く、天気は不安定です。
– 赤や黄色やオレンジの雲：夕焼けや朝焼けの時に見られる雲です。太陽が地平線に近いとき、太陽の光が大気中の粒子によって散乱されて赤や黄色やオレンジに見えます。天気は変わりやすいです。
この記事では、雲の種類とその特徴について紹介しました。雲は、高さや形や色などによってさまざまな種類に分けられます。
雲の種類は、天気の状態や変化を知る手がかりになります。空を見上げて、雲の種類を観察してみましょう。
