こんにちは。
茨城県常総市に自社工場を構え、東京都をはじめ関東近郊や全国を対応エリアとして家具製作事業を展開しております。MAX FURNITURE(マックスファニチャー)です。
飲食店などの店舗用、オフィスなどの業務用、一般のご家庭向けの一般用など、幅広い用途の家具を設計・製作しています。
先日、針葉樹と広葉樹とで、家具の用途が違うというお話をさせて頂きました。
今回は針葉樹の種類とどのような特性があるかお知らせいたします。
■■ヒノキ■■
檜は日本書紀にも出てくる古くからある木です。日本書紀には「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿にマキは棺に使いなさい」と書かれています。
ヒノキの名前の由来は「火の木」の意味で火おこしに使われたという説と、尊く最高のものを表す「日」をとって「日の木」という説もあります。
檜はとても高価なイメージがありますよね。
檜は植林してからは60年程度かかります。そして資源量が少ないです。
まっすぐな原木を育成するための間引きをしたり、無節材を得るための枝打ちを施すので、手入れの手間がかかります。
檜は曲げ・圧縮・引張りのいずれの強度あります。
また檜には不思議な力があり、伐採してから約200年はいずれの強度も2~3割程度上がり、それから徐々に1000年かけて元の強度に戻っていくという特性があります。
現在法隆寺で使われている1300年前のヒノキは伐採時とほぼ同じ強度といえます。
檜は木材として耐久性と保存性保存性が世界最高レベルなのです。
檜の香りは気分を落ち着かせる効果があり、檜風呂、檜酒器などあります。抗菌効果があるのでまな板などキッチン用品などに用いられます。
香りの成分はアルファピネン・ボルネオールという物質です。
■■スギ■■
杉は日本の固有種で、最も多く植林された木です。
名前の由来は成長が早く長寿の大木であることから「スクスク伸びる木」という説とまっすぐに伸びることから「直(すぐ)の木」という説などがあります。
伐採は40~45年程度かかります。
樹木には光合成によって二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を防止する効果があることはよく知られていますが、杉はその機能が顕著であることが分かっています。
よく神社でしめ縄の張られた杉のご神木を見かけることがありますね。
杉は日本の木の中でも非常に大きく成長し寿命が長いことから、強い生命力を感じられる木です。
そのため神が宿りやすいと思われていたのかもしれません。
そして杉は建築物のみならず、昔の農機具、桶、樽、割りばしなどにも使用されいます。
食べ物とも相性がよく、ほのかに甘い芳香があります。
秋田杉を使った曲げわっぱというお弁当箱もありますね。
今回は檜と杉についてお話をさせいただきました。
まだいろいろな種類の針葉樹あるので、またお知らせいたします。
MAX FURNITUREでは家具製作をしています。
お問い合わせお待ちしております。