こんにちは。
茨城県常総市に自社工場を構え、東京都をはじめ関東近郊や全国を対応エリアとして家具製作事業を展開しております。MAX FURNITURE(マックスファニチャー)です。
飲食店などの店舗用、オフィスなどの業務用、一般のご家庭向けの一般用など、幅広い用途の家具を設計・製作しています。
前回、腐りにくい木と腐りやすい木⑴で、木材の腐朽(ふきゅう)についてお話しました。
木材の腐食は、腐朽菌が活性化することで起こります。
腐朽菌が活性化する条件は、
⑴温度3~45度
⑵湿度85%以上、木材の中の水分25%~150%
⑶酸素
⑷セルロースなどの木材の主成分
この4つのうちの一つでも欠ければ、腐朽菌は活性化しません。
では、水の都ヴェネツィアはどうなのでしょう。
ヴェネチアは元々が海の浅瀬の湿地帯です。
そこにオークやカラマツの杭を打ち、石板を置いて作られた都市が、ヴェネツィアです。
実際には沢山の杭を敷き詰めコンクリートを流したりしてしっかりした土台が作られているのですが、それにしても1400年です。
1000年以上の長い間水中にあっても木材が腐食しなかったのは、先ほどの条件の⑶、空気中にはあるけれど水中には存在しない酸素。
これが欠けていた為に、木材は水中では腐食しなかったのです。
地盤沈下や海面の上昇で水没の危機にあるとは言いますが、土台の腐食による沈没ないのですね。
日本の広島厳島神社の鳥居も海の中に作られていますが、1500年の長い間雨風や波による浸食にも耐えて建っていますね。
神社の桟橋も塗れたり乾いたりを繰り返して空気にも触れていますが、それでも劣化しない理由は、メンテナンスや建て替えを行っているからというのもありますが、神社仏閣で使用されている木材は樹齢100~300年という長い年月を生き抜いた高樹齢の木材を使用しているので、元々持っている成分が良く耐久性も高いという理由もあるようです。
木材は環境に優しい資材です。
木材の性質を知り、正しく保存処理することで、より長く使えるようにしたいですね。
MAX FURNITUREでは、飲食店などの店舗向け・業務用・一般のご家庭向けなど、幅広い用途の家具製作についてご注文を受け付けております。
自社工場における“製作家具”にこだわり、お客さまのご要望・ご予算に沿って一点ずつ丁寧に設計・製作します。
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