こんにちは。
茨城県常総市に自社工場を構え、東京都をはじめ関東近郊や全国を対応エリアとして家具製作事業を展開しております。MAX FURNITURE(マックスファニチャー)です。
飲食店などの店舗用、オフィスなどの業務用、一般のご家庭向けの一般用など、幅広い用途の家具を設計・製作しています。
木材の腐食は、腐朽菌が活性化することで起こります。
腐朽菌が活性化する条件は、
⑴温度3~45度
⑵湿度85%以上、木材の中の水分25%~150%
⑶酸素
⑷セルロースなどの木材の主成分
この4つのうちの一つでも欠ければ、腐朽菌は活性化しないのです。
家具や内装に使用される木材は乾燥させていますので、基本的に腐る事を心配する必要はありません。
しかし、浴室や水回りなど、湿気や雨の影響を受ける場所では、水分を完全に遮断することは出来ないので、防腐処理をした木材を使用するなどの工夫が必要です。
一般的にヒノキなどは腐りにくい木材と言われていますが、同じ木でも部位によって腐りやすい、腐りにくい箇所があります。
断面を見ると、色の薄い部分と濃い部分があるのがわかります。
白い部分は若く腐りやすい部位。
赤い部分は、木の構造を維持する為に腐朽菌の嫌がる物質をため込んでいる部位なので、腐りにくくなっています。
ヒノキでも、この白い部分はすぐに腐ってしまうのです。
ヒノキなどが腐るのを防いでいる成分は、その匂いの元にもなっているフェノールという成分です。これが赤い部分に含まれているので腐朽菌を活性化させるのを防いでいます。
腐朽菌が活発な熱帯雨林地方の木材にも、強力な耐腐朽菌物質が含まれています。
木材を腐朽させる菌ですが、悪い事ばかりではありません。
非常に複雑な木材の細胞を分解できる腐朽菌の能力は、パルプ、紙産業でも活躍しています。また、腐朽菌を利用した環境汚染物質を無害化する研究も進んでいるようです。
今回はここまでで、次回は腐朽菌が活性化する条件や水分についてもう少し詳しくお話したいと思います。
MAX FURNITUREでは、飲食店などの店舗向け・業務用・一般のご家庭向けなど、幅広い用途の家具製作についてご注文を受け付けております。
自社工場における“製作家具”にこだわり、お客さまのご要望・ご予算に沿って一点ずつ丁寧に設計・製作します。
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テーブル・机・収納棚など一点ずつから内装全体のプランニングまで柔軟に承ります。
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