初めまして。
茨城県常総市に自社工場を構え、東京都をはじめ関東近郊や全国を対応エリアとして家具製作事業を展開しております。MAX FURNITURE(マックスファニチャー)です。
飲食店などの店舗用、オフィスなどの業務用、一般のご家庭向けの一般用など、幅広い用途の家具を設計・製作しています。
飲食店やオフィスなどの家具のことを商業家具というのですが、一般家庭で使用する一般家具との違いを今回はお伝えしようと思います。
商業家具とは人気量販店やホームセンターで売られている家庭用家具と違い、見た目がそんなに変わらないのに値段が高いとイメージされている方が多いと思います。
商業家具と一般家具の違いは大きく分けると2つあります。
一つは製造・販売方式
もう一つは耐久性
です。
商業家具は受注生産や契約販売の方式をとるものが多く、在庫として保有している商品はそれほど多くないです。
新たな店舗を出店するのに必要な脚数のテーブルや脚をあらかじめ決め、その台数分に合わせて、メーカーが持つモデルの中から材質や塗装色、張地のカラーを組み合わせることができるため、作りたい店舗のイメージに合わせオリジナルで製作できることが特徴です。
ほとんどのメーカーが数百種類の家具、数百種類の張地から仕様を一つずつ決めていくことができるようになっており、他店にない一つだけの仕様の造作家具を製作することができます。
注意事項などをよく読むと、家庭用の一般家具であれば「業務用の用途には適しません」といった記述や、商業家具であれば「家庭用を想定して作られていないため、ご家庭でのご利用はお控えください」といった注意書きが書かれていることが数多くあります。
家庭用の家具は、リビングルームやダイニングルーム、書斎など一日のうちのごく一部の時間を過ごすために使われることが比較的多くなります。
食事の時間はダイニングチェア、リラックスするときはソファーなど使う目的と時間が限定され、それ以外の時間はあまり使われていない、ということも多いのではないでしょうか。
そのような家具に求められるのは、「座り心地の柔らかさ」や「床に傷をつけにくい保護性」などです。
部材も、椅子やソファーなら柔らかいソフトウレタン、ソファーならコイルスプリングなど、クッション性の柔らかい部材が利用されることが多くなります。
これらのソフトウレタンやコイルスプリングには、座り心地がよく長時間座っても疲れにくいといったメリットがある反面、耐久性が比較的低く、ヘタりやすいといったデメリットがあります。
使われる材木もラワン材など柔らかい素材が使われたり、表面塗装にも滑らかな印象を出すラッカー塗装なども用いられています。
掃除などの際にも柔らかいフローリング等を傷つけずに済む、という特性が求められることになります。
商業家具の用途は一人当たりの使用時間はさほど長くありませんが、多くの人に一日中使われることが前提となります。また、ほとんどのケースでは靴を履いたまま利用されることも想定されるなど、傷が付きにくく丈夫な素材・構造が求められます。
クッションには高密度でへたりにくいチップウレタンが多く使用されたり、椅子やソファーでも板張りのものやSバネ構造のものなど、耐久性を重視した構造のものが用いられたりしています。
材木もビーチ(ブナ)材など比較的頑丈なものが用いられ、表面層を保護し、水シミなどを防ぐウレタン塗装でコーティングされているものがほとんどです。
家庭用に求められるJIS規格の審査基準を大きく上回る耐久性検査を行った上で製品として販売しています。
商業家具は契約生産で単価は比較的高いが、独自性があり耐久性を重視しています。
新規オープンする際にコスト削減や初期投資の金額を抑えたいと思う方は多いと思いますが、商業家具を利用することにより耐久性や丈夫な構造で製作するので先のことを考えるとお得ではと思います。
皆様が5年・10年と永く使いたいと思える家具に出会えるよう、私たちMAX FURNITURE(マックスファニチャー) がお手伝いさせていただけたら嬉しく思います。
お気軽にお問合せください。お待ちしております。
これからもMAX FURNITURE(マックスファニチャー)をよろしくお願いいたします。